純粋な質問
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01最初の仲間は「探す」ものじゃなかった
「どうやってメンバーを集めたの?」。会社を作ってから一番聞かれた質問かもしれない。正直に言うと、最初は「集めた」なんて立派なものじゃなかった。もっと泥臭くて、もっと偶然で、もっと不格好だった。
大学4年の秋、僕は「会社を作りたい」という漠然とした思いだけを持っていた。プロダクトの構想はあったけど、一人で全部はできない。エンジニアが必要だ。デザインもわかる人がほしい。でも周りを見渡しても、スタートアップに興味がある友人なんてほとんどいなかった。
多くの起業本には「情熱があれば人は集まる」と書いてある。嘘とは言わないけど、少なくとも僕の場合はそうじゃなかった。情熱だけでは人は動かない。「この人と一緒にいたら面白いことが起きそう」という予感がないと、人は動かない。
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02共同創業者をどう見つけたか
結論から言うと、共同創業者は大学の同級生だった。ただし、最初から「一緒に起業しよう」と誘ったわけじゃない。
きっかけは、大学のゼミで一緒にプロジェクトを組んだこと。3ヶ月間一緒に作業して、この人の仕事のスタイルが自分と合うことがわかった。締め切りを守る。言ったことをやる。困ったときに逃げない。スキルの高さよりも、この「一緒に仕事をしたときの信頼感」が決定的に重要だった。
よく「共同創業者マッチングイベント」みたいなものがある。否定はしないけど、僕の周りで上手くいった話は正直あまり聞かない。スキルマッチだけで組むと、価値観のズレが後から致命傷になることがある。共同創業は結婚みたいなもので、相性は時間をかけないとわからない。
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